2025年05月29日

百日咳(ひゃくにちせき)とは・・・
百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作 けいがいほっさ)を特徴とする急性の気道感染症です。

県内でも特に宇都宮市、県北地区での感染者数が多くなっています。
感染は小児を中心に見られますが、乳児では重症化しやすいため、注意が必要です。

症状としては、かぜ症状から始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなり、次第に発作性けいれん性の咳となりますが、乳幼児早期では特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸発作からチアノーゼ(顔色や唇の色や爪の色が紫色に見えること)、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。

予防対策としては、生後2か月から接種可能になる五種混合ワクチン等を早めに接種しましょう。また成人では、百日咳に感染しても激しい咳発作が見られない傾向があり、単なる咳として放置されやすいため、飛沫・接触感染予防として、マスクを着用し手洗いなどの基本的な感染症対策を心がけましょう。

詳しくはこちら:厚生労働省HP