2025年02月05日

<水を飲めないこどもが増えている>

最近、水を飲めないこどもが増えているという衝撃的なニュースが配信されました。一瞬どういうことかと耳を疑いますが、味のついていない飲料が苦手だというのです。
食事中でもジュースやコーラなどを好んで飲み、水分補給もお茶やスポーツドリンクなどで行い、水は飲まないということです。これは、コロナ禍で冷水器や水道水が飲めない時期があったり、熱中症対策としてミネラル分を含むスポーツドリンクや機能性飲料などの摂取がもてはやされている理由もあるようですが、お茶はともかく甘味のついた飲料は糖分の含有量が多く、常飲すると糖分過剰摂取やむし歯の多発を引き起こします。また、普段からの水分補給としては水やお茶で充分で、特別な飲料は必要ありません。こどもの頃から味のついた甘い飲料を常飲させるのは味覚の異常を引き起こし、成人になっても悪影響を及ぼします。
水分補給や食事中の飲料は無糖の水やお茶を与え、たまのご褒美として甘味飲料を与えるというような対応が望まれます。

出典:地域母子保健福祉情報紙「親子保健」